ソフィアコーヒーはなぜ「ソフィア」なのか

私たちには歴史があります:1500年代前半。豊臣秀吉の懐刀と呼ばれ、わび茶を完成させた茶聖とも称せられる「千利休(せんのりきゅう)」は、茶道という日本の文化の集大成を完成させました。そのあまりの優秀さにより利休は1591年豊臣秀吉の逆鱗に触れ、その生涯を終えます。

千利休は「茶禅一味(ちゃぜんいちみ)」という言葉残しました。これは茶と禅の本質は同一である、ふたつは同じ境地を目指しているという意味です。禅とは心を落ち着かせ「人生の叡智(えいち)=sophia」に気づくために行われる行為とその精神のことをさします。

利休が完成させた茶道も、禅が目指す「人生の叡智」を目指していたのです。利休の茶室には叡智(sophia)が宿っていたことでしょう。こうして日本の喫茶、カフェ文化には、叡智(sophia)を感じさせるものが脈々と受け継がれて来ました。

416年後の「ソフィアコーヒー」
2007年。米アップルの創業者スティーブ・ジョブズが初代iPhoneを発表しました。その革新的で洗練された機器は瞬く間に世界に広がり、私たちの生活に欠かせないものとなりました。翌年2008年には、薄型ノートパソコンのMacBook Airを発表。封筒の中から取り出された無駄のない洗練されたノートパソコンは、まさに禅の精神そのものでした。

そんな洗練されたiPhoneとノートパソコンが一般に普及されるにつれ、現代の茶室であるカフェでもノートパソコンが開かれる風景が日常と化しました。カフェという禅的空間の中に、禅の精神を宿したAppleのノートパソコンは相性がよかったのでしょう。アナログ空間とデジタル空間の融合が始まった瞬間でした。

ソフィアコーヒーはいち早くその本質に気づき、現代のコーヒー中心のカフェ空間から抹茶中心のカフェ空間へ転換することで、より禅的な空間にできると考えました。こうしてソフィアコーヒーは、日本文化の象徴である「抹茶」に行きつき、この文化を世界に広める決意を固めました。

「利休が完成させた茶道の精神、禅の精神を、現代の茶室であるカフェ空間で実現し、現代の日本に生きる皆様に本当の安らぎと叡智を与える。」という歴史的な誓約を立てたのです。

こうして開業まもなくからたくさんのお客様からの熱狂的な支持に支えられ、ソフィアコーヒーはカフェの多店舗展開を目指し成長してきました。

私たちの始まり

私たちの最初に行ったコーヒービジネス形態は楽しかったものの、長続きしませんでした。

それは欧米のカフェ文化であり、日本の茶室文化ではない「マネの文化」だったからです。私たちは試行錯誤を繰り返し、日本の文化とは何なのか、茶道とはなんなのか、禅とは何なのか、抹茶とはなんなのか。叡智とは何なのか。

私たちは500年前利休が完成させた茶道の精神と禅の精神を、カフェ空間と抹茶という商品で現代に再興できることを誇りに思っています。